ライカのレンズの中で特にお気に入りなのがズマロン28mm。赤ズマロンとか呼ばれてるレンズだ。
線が細くてシャープ。解像感も高いけど絞りを開けば柔らかい写りをする。
要はちゃんと写るけどオールドならではの味も持ち合わせてるライカM3〜M4辺りの世代のオールドレンズが最近のマイブームになりつつある。
それに赤ズマロンの骨董品並みの造りの良さは感動ものだし超絶コンパクト。気に入らない訳がない。
特にMモノクロームを手に入れてからは一層その想いが強くなった。古いレンズならではの柔らかいトーンは叙情的な写りが持ち味のライカのイメージにぴったり来る。
Leitz Summaron 3.5cm F3.5
ずっと使ってみたいとは思っていたけど曇り玉が多く中々いいのが見付からずにいた35mmの通称サンハンズマロン。
先日の松屋銀座の中古カメラ市で納得いくのがあったので5分だけ迷った末に手に入れる事にした。
絞りリングを回すとピントリングまで回ってしまうという操作性の部分で誤算はあったものの写りは期待以上だった。
久しぶりに持ち出したM9との相性も良さそうだけどモノクロの描写は凄味を感じる程だった。
これ以上のモノクロの写りなんてあるんだろうか?陰影を捉えるのにとても優れているように感じる。
写りの傾向は赤ズマロンと似ているけどよりシャープに感じる。赤ズマロンの方は前玉にスレが多いのでその影響かもしれない。
Leitz Summicron 5cm F2 (1st沈胴)